クロシマブルー

海がより一層きれいに見える4月になりました。


7都府県に緊急事態宣言が出てから、遠く離れた石垣島でもにわかに緊張感が高まっています。

主に観光や帰省での県外からの来島を控えてほしいという姿勢を市が示し、島内の商店や施設も時短営業をするところが増えてきています。飲食店はテイクアウト中心にしたり、電話注文優先にして混雑を回避したりと、工夫されているところも多くあります。

石垣島には感染症の病床が3つしかなく、感染者が出た場合に対応が難しい実情があります。都市部の人々の感覚からは想像もつかないくらい、離島の医療は限られています。


私も石垣市民になってから2回目の黒島行きを断念し、しばらくは石垣島にとどまることにしました。

まだまだ土地に馴染んでいない、内地の顔をした自分。外から見れば「旅行者」と何ら変わらない風貌が、周りの人にどんな感情を抱かせるか想像に難くありません。

でも、自分の大切な人に万が一感染させることがあったら、それが何よりも悲しいと思います。


黒島に行きたい。

自由に行けなくなって初めて、こんなに黒島が好きだったんだと気づきました。


やがて新型コロナウイルスが終息し世の中が元通りになったら、またすぐ黒島に行きます。

その時の海はきっともっと青く、一層輝いていることを信じて。



しまじま

沖縄の離島の、好きな景色たち