島に朝が来る

コロナ禍の中で、あらゆることが当たり前でなくなって、新しいことが当たり前になりつつある世の中。

黒島の宿でゆんたくをする人が減ったこと。

宿の前の自販機がひとつ減ったこと。

宿のお父さんお母さんと話をする時、距離をとってどこかよそよそしくなってしまったこと。

遊びに来る近所の子どもとあまり遊べないこと。

お祭りがなくなったこと。

いろいろなことが悲しくて、コロナがなかった頃の黒島を思い出します。

でも、伊古桟橋の向こうに美しい朝日が昇る光景は少しも変わっていません。